Q18:建築基準法に従う建物であれば間違いはない? |
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Q18:建築基準法に従う建物であれば間違いは無い? ..................................................... |
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A:今、建築業界で非常に問題になっています。 残念ながら今の建築基準法は間違いの無いとは言い切れません。(あくまで筆者自身の意見 ですが) 建築基準法が作られたのは今より50年以上も前です。 今や様々な工法が存在する上、元々曖昧な建築基準法が逆に制限をかけているのです。 例えば旧家屋で大震災に耐えた建物が現在では、建築基準法で禁止されている現実です。 仮に作ろうとしても、大きな変更が必要か違法建築となってしまうのです。 構造面でも、小さな住宅なのに計算のチェック費用がかかりすぎる(書類作成も含めると数十万円) という現実があるのです。 これは伝統文化に対する否定にも等しいものといえるでしょう。 法改正が5年毎の改正を基本としている点も問題です。 法規の改正時点で大問題があっても、5年間もそのままなのですから、その間は混乱が続くのです。 5年後にまともな法規になっても、その時には変な法規に住まいの作りが適応してしまっているので、また、混乱が生じてしまいます。 法の改正に期間を設けている時点でおかしなものです。 長い間変わらない分野もあれば、インターネットや携帯電話などのように急速に変化する分野もあるのですから 現実に応じた法改正の期間を設定するべきでしょう。 建築基準法は文章で全てを規制しようとしていること自体が問題なのです。 住宅の姿を的確に言葉で表現するほど難しいものはありません。 しかし、どんな住宅という表現をすれば、大抵、形が思い浮かぶはずです。 法規に必要なことはどんな条件を満たすべきかを規定することです。 細かい作り方を規制するのではなく、満たすべき性能を規定することが重要なのです。 また法自体の古さも非常に目立ちます。 現在の建築基準法は、根本的な部分から新しく作り直すことが必要な時期に来ていると思います。 |
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